イラスト/背景:ピエール キャラクター:Zio

~インヤンガイのどこか~

探偵モウ=マンタイ&メイ=ウェンティ

モウ、知ってるカ? 世界図書館のロストナンバーが大勢やってくるって。
連中の探してる「館長」がどこかの街区にいるかもしれないから
しらみつぶしに探すらしいヨ?

でもロストナンバー、いつも来るのがちょっとだけ遅いね。
今回も大事な手がかりをなくさなきゃいいけど。

それよりお腹すいてナイ? ゴハンおごってヨ!

オープニング

「みなさんにはインヤンガイに向かっていただきたいのです」
 世界司書、リベル・セヴァンが告げた。
 いまだ居所がわからない館長。しかし、少しずつ、消息を絶って以来のその足取りが掴めてきている。目下のところ、最後に彼の所在が確認されたのはインヤンガイということで間違いないようだ。
 一時期を『永久戦場・カンダータ』で過ごしたあと、かれらの異世界侵攻軍とともにインヤンガイにやってきた。だがそのあと軍を出奔し、行方不明になったあと、再びインヤンガイの暴霊域で姿を見られている。
「ロストレイルにもスレッドライナーにも乗れない以上、館長は『まだインヤンガイにいる』……そう考えるのが自然です。ですからインヤンガイで大規模な捜査を行うことには意味があるでしょう。もしこの捜索で館長が見つからなくとも、それはそれで事態としては前進です。可能性をひとつひとつ潰していくこと――、それによって私たちは少しずつでも真相に近づけるのですから」
 リベルは言った。
 かくして、大勢のロストナンバーがインヤンガイへと向かうことになった。
 今回も、頼みとするのは現地の探偵たちである。
 複雑なインヤンガイの社会の隅々までネットワークを持つ探偵たちの力を、この捜査ではフル活用することになる。ロストナンバーは数名ずつ、インヤンガイ各地に散り、その地を縄張りとする探偵と協力して考えうる限りの捜索活動に力を注ぐのだ。
 すでに、探偵への声掛けは行われており、「もしかすると館長に関係するかもしれない情報」について、集まり始めているという。ロストナンバーがその真贋を見極めに行くことになる。
「みなさんに向かっていただくのはこの街区です。縄張りとする探偵は――」
 リベルはてきぱきと、担当を割り振っていく。

カンダータ訪問団が得た情報とリベルの推理は、館長の居所をインヤンガイであると示していました。現地の探偵たちの協力を得て、あやしい情報をしらみつぶしに調査することになりました。

その結果、大変の情報はガセネタであったり、別の事件に関するものだったりしましたが、ネットワーク空間『壺中天』で見かけられた人影は、どうやら本当に館長である可能性が出てきたのです。

『インヤンガイ大捜査線』関連シナリオ一覧

シナリオタイトル担当ライター
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【インヤンガイ大捜査線】薔薇の紳士リッキー2号(wsum2300)
【インヤンガイ大捜査線】川のほとり望月(wczw9254)
【インヤンガイ大捜査線】嘘からでたもの北里ハナ(wafm2045)
【インヤンガイ大捜査線】憂き世の底権造(wata9162)
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螺旋特急ロストレイル

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