カンダータ未踏地調査についての方針決定
オープニング
「わざわざ来てもらったのに、結局、大した収穫もなくて無駄足を踏ませちまったな」
「いいえ」
軍人の言葉に、ジューンはかぶりを振った。
「成果がなかったことこそ成果です。ここに取りこぼした情報はなかったことが判明したのですから」
仲間たちも、皆、一様に頷いた。
ジューンをはじめ、臼木 桂花、コタロ・ムラタナ、幽太郎・AHI/MD-01P、エク・シュヴァイスら、5人のロストナンバーは、先日、コタロをその内部に捕らえ、地下都市ディナリアを襲った要塞型巨大マキーナの残骸の調査をするため、カンダータを訪れ、軍の調査活動に加わっていた。
かれらの現地人を凌駕する身体能力や、ジューンや幽太郎の分析力は作業効率に大いに貢献したのであったが、残念ながら得られた情報に特に目新しいものはなかった。
帰路に着こうとする一行を、カンダータの士官が呼び止める。
「帰ったら、伝えてほしいことがあるのだが」
そう言って、彼からもたらされたのは、カンダータ軍からの、ロストナンバーへの正式な協力要請であった――。
* * *
「というわけで、ジューンさんたちが持ち帰ってこられた、カンダータ軍からの要請について、検討したいと思います」
世界司書リベルが告げる。
『ディナリア以西の未踏地域の大規模調査作戦に協力されたい』
一言で言うと、それがカンダータ軍の依頼であった。
ディナリアより西の地域は、カンダータ史上、人類の支配下にあったことのない未踏地である。この地域の探索については、今まで何度も計画は持ち上がっていはいたようだが、あまりに現実的でないという理由で行われたことがなかった。
だが、ここ最近のディナリア戦線の好転と、先日の巨大要塞戦の結果などから、「ロストナンバーの協力があれば、未踏地に踏み込むことも可能なのでは」という意識が芽生えたようだ。
未踏地の状況が少しでも知れれば、新たな居住地や資源を獲得することができるかもしれないし、なにより、マキーナの謎に迫れる可能性もある。
ただ、そう簡単に、安請け合いするのも軽率というものであろう。
作戦は大規模なものになるし、危険度は高い。ロストナンバーが参加したとしても、カンダータ軍の損耗は避けられない。その責任の一端を担うことになるのだから。
「そこで、この協力要請に応じるかどうか、みなさんの意見をうかがいたいのです」
ご案内
カンダータから届いた協力要請。これに応じるかどうか、ロストナンバーの意見がもとめられています。
選択肢は次の4つです。カンダータにご関心のあるみなさんはぜひご投票下さい。
【1】カンダータ軍と共同作戦を行う
カンダータ軍とともに未踏地への調査を行います。カンダータ軍の希望に沿うものですが、未踏地には何が待ち受けているかわかりません。今後を思えば、ここではカンダータ軍そのものは温存すべきかもしれません。もしも、共同作戦で「カンダータ軍に大きな被害が出て」かつ、「ロストナンバーは被害なく帰還した」場合、軍からの視線はかなり厳しいものになると思われます。それは身勝手というものですが、人情とは身勝手なものです。
【2】ロストナンバーの大部隊での単独作戦を行う
カンダータ軍の未踏地への侵入は行わせず、ロストナンバーがロストレイルを使用した大規模作戦を行います。効率的かつ比較的安全に調査を行うことができますが、カンダータ軍の意向には沿わなかったことになり、今後の関係に影響するかもしれません。また、大勢のロストナンバーが介入することで、未踏地に対してなんらかの刺激を強く与えることになり、その結果は未知数です。
【3】ロストナンバーの精鋭部隊を送り込む
ロストナンバーの少数精鋭部隊だけを送り込み、その結果を待つという形でカンダータ軍の侵攻は待ってもらいます。これならすぐに動かないこともカンダータ軍は納得するでしょう(精鋭部隊に少数のカンダータ人を同行させることも可能です)。ただし、精鋭部隊の危険度は高く、過酷なものになると予測されます。
【4】ロストナンバーは作戦にかかわらない
カンダータ軍の大規模作戦にロストナンバーは参加せず、状況の推移を見守ります。
要請は断ることになりますが、これだけですべての関係が壊れるほどカンダータ軍も幼稚ではありません。あえて断ることも、外交上意味があることもあるでしょう。この選択肢が選ばれても、今までどおりの従軍任務などは行われます。
■参考情報
→プロスロギオン
■参加方法
(プレイング受付は終了しました)
結果発表
たくさんのご意見ありがとうございました。
みなさんのご意見を集計した結果は、次のようなものになりました。
【1】カンダータ軍と共同作戦を行う | 24 |
【2】ロストナンバーの大部隊での単独作戦を行う | 22 |
【3】ロストナンバーの精鋭部隊を送り込む | 15 |
【4】ロストナンバーは作戦にかかわらない | 2 |
僅差ですが共同作戦の要請に応じるという意見が多かったので、その旨、カンダータ側に連絡したいと思います。先方の準備が整い次第、共同作戦が行われますので、その節はよろしくお願いします。