帰属への道
ある日、ターミナルの駅で、プラットフォームの片隅にひとだかりがあった。
一人のロストナンバーが列車に乗り込もうとするのを、大勢が取り囲み、言葉をかわしている。
見れば、列車に乗ろうとしているロストナンバーの頭上に、ちらちらと真理数が明滅しているではないか。
帰属の兆候――。
その現象は、そう呼ばれている。
ある世界を選び、あるいは選ばれ、運命が熟したしるし。すなわち、帰属のときが近づいているのである。
ひとつの旅が終わり、かの人物はおのれが属する世界を見出し、その世界の住人としての生涯を生きてゆく……。
やがてアナウンスが響き、旅人は決意の表情で、トランクを手にとり、列車に乗り込んで行った。最後に、もう二度と戻ることはない、ターミナルを振り返って。
ご案内
このプランは、キャラクターがいずれかの世界に帰属(再帰属)する日を扱うものです。「帰属予定者」は、過去のシナリオ(品目は問いません)かプライベートノベル、公式で提供されたイベントのノベルなどにおいて、「帰属の兆候」が描写されている必要があります。帰属の兆候とは、その世界の真理数が頭上に明滅して見える現象をいいます。
すでに「帰属の兆候」を得ている者が、その世界に帰属する運命を受け入れたとき、ロストナンバーは真理数を獲得し、帰属します。旅は、その世界で終わることになります。
確実に帰属できるかどうかはわかりません。帰属の明確な条件・メカニズムはあきらかになっていませんが、「その世界の住人になるにふさわしいかどうか」は重要な要件だと考えられています。また、帰属の兆候があったとしても、必ず帰属しなければならない法はありません。はっきりと拒む意志を持ち続けていれば、いずれ、帰属の兆候はなくなります。
帰属したものは、もう二度とロストナンバーになることはありません。トラベルギア、トラベラーズノートは機能しなくなります(同行者などが帰属を見届けたあと、回収して持ち帰るのが通例です)。パスホルダーは召還してもこなくなります。セクタンはどこかへ姿を消します。以後、原則としてロストレイルに乗車することもできません。
シナリオの内容としては
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・帰属予定者を囲んで友人たちとお別れ会をする
・帰属先の世界での新生活の準備をする
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といったものになります。
●このプランの注意点
行き先は帰属する世界を選んで下さい。
「0世界でお別れ会をした後、帰属する世界へ旅立つ」といった内容の場合も、世界は帰属先を選択していただけますようお願いします。描写内容はオファーにもとづいたものになります。
帰属予定者が申請者でなくても構いません。ただし、帰属予定者が誰なのかはオファー文などではっきりとお示し下さい。また、ひとつのシナリオで複数名の帰属予定者が帰属することも可能です(ただし、帰属先は同一の世界である必要があります)。
!重要な注意!
帰属したキャラクターは、ノベルの納品と同時にシステム上はステイタス異常となり、以後、シナリオや掲示板には参加できません。(※掲示板のホストになっている場合、帰属後に編集できなくなります)
プライベートノベル、イラストコンテンツの発注は可能です。帰属後の後日談などの内容でも構いませんが、帰属することは事実上、ゲームを終了するということですから、他の世界や、世界図書館に大きな影響を与えるものにはならないでしょう。
申請をもって、上記のことを承諾したものとみなされます。
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